次はどのタイミングでこめかみにバリカンを入れるかを毎晩考えております。
長尾 惇平です。
20%の話です。
私はこの20%が魔法の割合であると考えております。
働きアリの20%は働いていないってご存知ですか?
働きアリの中でも20%は過労死するほど働き、
60%は普通に動き回り、残りの20%ほとんど働いていません。
では、この20%の働いていないアリを捕まえるとします。
すると、60%の中からまた働かないアリが生まれるというのです。
ちなみに過労死するほど働く20%も同様です。
永遠に20%、60%、20%の割合で推移するということです。
組織ではおおよそこの割合が当てはまるということで、
ビジネス書などでは結構頻繁に登場する理論です。
この例とは少し違うのですが、私は20%という数字に美学を感じるのです。
私が割と好きなジャンルの音楽を聴き比べて感じた事です。
音楽には「メロ」といわれるもの(緩やかなメロディライン)と「サビ」といわれるもの(曲の一番盛り上がる所)
「間奏」「イントロ」「アウトロ」があります。
この「メロ」は「verse(ヴァース)」、「サビ」は「Hook(フック)」という表現をします。
曲の長さによりますが、
「イントロ」が16から32小節 ※小節は4拍子なら「ズン、チ、ズンズン、チ」です。エアロビクスでいう8カウントが2小節
「メロ」が64から128小節
「サビ」が32から64小節
「間奏」が16から32節
「アウトロ」が16から32小節
これで1曲がおおよそ150~230小節で作られていることがわかります。
曲の1番盛り上がる「サビ」は全体の約20%で構成されています。
私が良く拝見する伊東インストラクターのブログでも
「音楽は盛り上がりっぱなしよりも一瞬音が無くなったり、ゆったりとしたメロディのあとの盛り上がりの方がいい」
と良く書いています。※表現の仕方は違いますが…興味があれば伊東さんのブログを見に行ってみてください。
要するに働かない20%のアリ=曲でいう所の「イントロ」「アウトロ」「間奏」
過労死するほど働く20%のアリ=曲でいう所の「サビ」ということですね。
あの「レディガガ」さんのプロデューサーである「ZEDD」さんや
「デヴィッドゲッタ」さんの曲の構成は上記に近いので、ぜひ聞いてみてください。
他にもこの20%に当てはまる事がたくさんあるのですが、今日はここまでにしときます。
ということで20%の話でした。
では。
長尾 惇平