バーベキューは肉を焼くよりも炭を炊くことが楽しいです。
長尾 惇平です。
という事で田舎暮らしその2の話です。
前回の話が↓です。
田舎暮らしの話
今回は土を入れた容器に種(稲の種=米)を入れ、土を被せる工程と
水田にその容器を置いてカラスや鹿に荒らされない網を張る作業です。
手動のベルトコンベアーに容器を並べ、ひたすらハンドルを回す。
ハンドルの高さが絶妙で、立っても腰が曲がり、座ってもハンドルが回せないという高さ。
という所でおばあちゃんが絶妙な高さのイスを持ってきてくれました。
容器の数は約80個で1個が2kg位なので、なかなか大変な往復作業でした。
私は楽なポジションを任されたようです。
この作業が終わり、トラックに乗って水田へ。
すでにおじいちゃんが水を張ってくれていたので、皆さんご存知の状態になってました。
私は、ずーっとコンクリートの間で生きてきたので、恥ずかしながら田んぼ初体験。
田んぼ用の長靴を装備し、手ぬぐいを首に巻き、帽子をかぶって←憧れの田植えスタイル
田んぼに入る前におじいちゃんから
「ゆっくりでええからな!足場を決めて、次の足を出すんやぞ!」とアドバイス。
根切りシートと言うシートを敷いたら先ほど作った約2kgの容器を等間隔に並べていきます。
私が相当「?」という顔をしていたのでお義父さんやおじいちゃんは
「このシートに稲が根を伸ばすんや!ほっといたら根っこが絡むんや!これがあったら楽や!賢いやろぅ!?」と教えてくれました。
その後は作業を「じゅんぺーくーん!上手や!いや!ゆっくりでええぞ!」と応援して頂きました。
田んぼは冷たかったですが、暖かい日だったので気持ちが良く、作業は大変でしたが、とても楽しかったです。
家内は「こけろ!こけろ!」といっていましたが、期待に添えず、見事に仕事をやりきりましたよ。
嘘です。少しこけました。29歳にしてどろんこです。
泥んこで田んぼの畔でお茶で一服しているとお隣の田んぼで同じ作業が始まりました。
「隣の○○です~!あ~○○ちゃんのおむこさん?はじめまして~」なんていう会話を繰り広げて
テレビに出るような田園風景を楽しみました。
最後にお義父さんが
「昔は牛で田んぼを耕して、牛の餌に田んぼの周りの草を食べさせて、
家の火は周りの山を手入れして持って帰る薪を使ってたし、
山の手入れしてるから獣は人を怖がって家があるところまで降りてこなかった。
まつたけだって蹴るほど取れてた。
昔は今よりも大変だった代わりに豊かなものがあったよ。」と教えてくれました。
私、生き物が苦手でしたが、田んぼにいるカエルや虫を見ていると心がほっこりしました。
自分にも子供ができたらこんな話してあげたいなぁって思いましたよ。
ちなみにお義父さんは
「ガンダムみたいなトラクターがありますよ!」と教えてくれました。
このトラクターを見れるのは6月の田植えまでにあと7回のチャンスがあるとのこと。
私の田舎暮らしは始まったばかりである。
という事で田舎暮らしその2の話でした。
では。
長尾 惇平