金曜日から更に日曜日に
転勤になりました。
皆さん。
とにかく毎日ブログを見て下さい。
そこに私がいますから。
長尾 惇平です。
AKB48の前田敦子さんが「卒業」というニュースが
テレビを騒がせています。
ただのアイドル脱退の報道なのですが、私は1つの事を考えました。
この「卒業」というシステムは
女性と男性の価値観の違いや、
美意識の違いに答えがあるのではないかということです。
少し皆さんも考えてみましょう。
まず「卒業」という言葉です。
おそらくこの卒業という言葉をメジャーにしたのは
「モーニング娘。」ではないでしょうか。
「モーニング娘。」は現在も卒業を新加入を繰り返し、
活動が終わることがありません。
運営側も年齢や人気の高くなったメンバーを残せば
アイドル独特の「新鮮さ」という価値が薄れて行くので
代謝を高めたいと考えています。
しかし、メンバーもグループという後ろ盾が無いのは
非常に不安です。
そこで生まれたのが「卒業」という言葉です。
?ネームバリューを守ったまま
個人としての新たな価値創造。
?「卒業」という言葉を使って
「脱退」を正当化すること。
この2点を実現しました。
新陳代謝を高め、
「モーニング娘。」というブランドに
「メンバー」という商品が展開している状態が出来上がっています。
「AKB48」も同じ道を辿ることは間違いないでしょう。
では、男性アイドルグループに同様なケースはありますか。
「SMAP」「嵐」等、
卒業というシステムをとっているグループは少ないのではないしょうか。
個人の人気や能力が「グループ」の評価に繋がる男性グループに対して、
「グループ」の評価が個人の人気に繋がるのが女性グループということ
と、私は考えました。
似たような現象がファッションにも現れています。
10代、20代の好む女性アパレルブランドは
「安価」で回転が非常に速く、新商品の展開が多いです。
反面、「ブランド」というネームバリューにこだわりを持ち、
「高価」なバッグを持つ女性も多いのですよね。
逆に男性は、
年齢問わずに「自分のスタイル」という物を大切にしている方が
多いと思います。
例えば「靴」、「時計」
自分が良いと思った物に対してはどれだけでもこだわりを持ち、
一度手に入れると「修理」「リメイク」を繰り返してまで、
長く使い込みます。
女性は「常に新しい物」を表現し続け、
男性は「こだわり」という物を表現していることが
わかります。
私たちもアイドルグループに対して
その様な目線を送っているのではありませんか。
AKB48 前田敦子さん「卒業」でここまで考えてしまった。
そんな日曜日でした。
卒業の話でした。
では、また来週。
長尾 惇平