初夏のさわやかな風が木々の緑とたわむれる頃となりました。
さわやかというイメージにぴったりな畑中です。
巧緻性の衰えを防がなければっ!! の続きの続きです。
ここまでは、年齢を重ねるにつれて巧緻性が衰えてくることについてお伝えしてきましたが、その一方で最近は子どもたちの巧緻性が低下してきていることも問題になっています。
巧緻性は幼少期に一番発達します。
特に、6歳から12歳くらいの間が、神経系が最も発達する時期だからです。
さらに付け加えると、12歳くらいからは心肺機能が大きく発達し始め、16〜17歳くらいからが筋力が発達し始める時期となります。
昔はよく木登りをしたり、公園のジャングルジムで遊んだりすることがありました。
これで、自然と巧緻性が身についていました。
特にジャングルジムは最適らしいです。
登ったり降りたり、潜って抜けたり、どの場所を抜けたら一番早く目的の場所に行けるかを考えたりすることが、巧緻性を高めることに役立つといいます
身体を巧みに動かす能力は、神経細胞と神経細胞がつながることで発達していき、幼少期にできた神経のつながりは、よほどのことがない限り無くなることはありません。
例えば一度自転車の乗り方を覚えてしまえば、しばらく乗っていなくても、すぐにこぎ出せるのもそのためです。
幼少期に巧緻性が培われていると、思った通りに身体が動かせますから、その後にスポーツを始めたときも、スキルを習得するのが簡単になるんです。
でも最近は、外遊びをすること少なくなったので、子どもの巧緻性が低下し、それがそのまま大人になってからの巧緻性の低下につながっているといいます。
それでは、幼少期に巧緻性をあまり獲得できなかった人は、スポーツをやってもうまくならないのだろうか?
そんなことはないですよ!!
40歳を過ぎてからゴルフやテニスを始めた場合、最初はぎこちない動きかもしれませんが、練習していくうちに素早く、スムーズな動きでプレーできるようになるはずです。
プロ選手並みとはいかないかもしれませんが、巧緻性は高められるんです.
お客様「もう年やねんもん。しゃぁないやん」
スタッフ「ほんまですねぇ。あきませんなぁ。」
お客様「年って失礼な!」
スタッフ「今、自分で言うてましたやん」
という漫才のような会話を施設内で耳にすることがありますが、40歳を過ぎてからでも、巧緻性が衰えないように運動するだけでなく、スポーツを通じて巧緻性を高めることも可能なんです!
できる限り身体を動かして、健康な状態を保っていきましょう!!