先日、プールサイド監視をしていた際にお客様からプールに入る様になって腰がだる痛くなってきたと相談を受けました。
よ~くお話を聞いてみると「あっ!それが原因ちゃいますのん」ということがありましたのでお話ししておきます。
★水中ウォーキングの落とし穴★
ウォーキングのとき、胸を張って偉そうに…いや、さっそうと歩いてはいませんか?
胸を張った姿勢で歩き続けると必然的に腰椎が反り返る状態が作り出され、そこに水の抵抗が加わり腰に負担がかかってしまいます。
腰の負担を少なくする為には、腰を反らさず軽く前に曲げて歩行をしたり、後ろ向きの歩行をお勧めします。
★ビート板でのバタ足練習の落とし穴★
プールでビート板を使用するとき、顔を上げたまま泳いでいませんか?
顔を上げたままバタ足を行うとビート板自体の浮力が大きいので、その上に手を乗せてキックをするとアゴ、腰椎が反り返り、負担がかかるので注意して下さい。
負担を少なくするには顔を浸けて行ってみて下さい。
水は陸上では得られない浮力、圧力、抵抗などの要素を私達に与えてくれます。
それは利益にもなり損失にもなります。
関節に負担がかかりにくい反面、誤った使い方で繰り返し運動すれば大きな障害につながるからです。
例えば、泳ぎでスピードが速くなったとしても身体のどこかに痛みが出た場合、その泳ぎ方には無理があり、スピードが遅くなったとしても負担がかからないよう形を変えた方がいいでしょう。
痛みは身体が「もうあかんて。勘弁してくれやぁ。」と発する注意信号です。
その信号がわかるのは自分自身ですから、身体と相談しながら長い目で運動を継続して下さい。
また、運動に関するご質問等がありましたらお気軽に声をおかけ下さい。
畑中