娘を保育園に迎えに行った際に私が娘を確認する前にバタバタとハイハイする音が聞こえて
振り返った時に娘がズボンの裾をつかんでいたときは泣きそうになりました。
長尾 惇平です。
ちなみに娘の私に対する2人称は「おっ」です。
妻のことは「まま」と呼ぶのに。
ということで知識の話です。
ヘミングでは毎週火曜日、日曜日、祝日を使ってスタッフ向けの勉強会を行なっております。
もちろん内容は「●●トレーニング」とか「●●ダイエット」等ではなく、
原理原則に基づいた内容です。
勉強会をしながら考えることは「知識だけにならなければいいなぁ」ということです。
そうさせないのが私の役目ですね。
私が過去に行っていたフィットネスクラブでは、
小太りの30代男性のトレーナーさんが「長尾さんもっと背筋を伸ばしてですね…」
「このトレーニング後はこのサプリメントをですね…」「もっと追い込まないとだめですよ…ははは…」等
私は相当注意する点が多かったようなのか、よく話しかけられました。
なので時折「○○さんはトレーニングどれくらいの頻度でされていますか?」と質問をしてみました。
すると「レッスンを担当して、そこでしっかり動いているのでトレーニングはしていません」という返答でした。
そこは嘘でも「週3回以上はしています」と答えてほしかった…
このトレーナーさんの場合知識は豊富なのかもしれません。もしかしたら営業もなかなかできるのかもしれません。
しかし、知識は知識です。結果を変えるのは実践でしかないのですよ。
GOOD PLAYER=GOOD MANAGERとは限りませんが、
自分で結果を変える方法をしり、実践している人のほうが発言に説得力と重みがありますよね。
昔の私を知らない人は驚くかもしれませんが、
私は入社当時の5年前は身長175センチで体重は49キロしかなかったんです。
BMIという体型指数があるのですが、(計算式は体重kg÷身長m÷身長m)
値が23で普通のところその当時の私は16!
痩せすぎで19のところ16!
入社して1年間はその時の上司が懸命に私を研修し、体型改善の為に一緒にトレーニングをしてくれて
1年で70キロまで増やすことができました。21キロ増です。筋肉で!
これでやっとBMI22.8ですから普通くらいです。
現在65キロで安定しているのでBMI21.2でちょい痩せです。
実際に私の体を変えた上司や実際に自分の体を変えた私は
自信をもって原理原則であるトレーニングを進めることができます。
先ほどのトレーナーさんの話に戻ります。
そのクラブで体組成計があったので私も測定を行ないました。
その際に私の結果は体重が増え、筋肉量が前回測定値と変わっていませんでした。
もちろん私は質問します。
「週1回のトレーニングでしたが、しっかりと追い込みました。変わっていないのは大丈夫ですか?」
トレーナーさんは「長尾さん食べ過ぎです。なにしてるんですか。炭水化物はしばらく抜いてください…はぁ…」
といった回答。
頓珍漢な答えが返ってきて驚きました。
週1回のトレーニングなら現状維持程度の効果がないのはわかっています。
筋肉量に大きな変化は起きにくいでしょう。
私のBMIは22程度です。それで「食べ過ぎです。…はぁ…」ですから。
痩せたいなんて一言も言っていないんですけどね。
こういう点が知識の怖いところです。
知るがゆえに知らない人をすこし見下してしまう。
相手にとって知りたいではなく、自分が言いたいことを言ってしまう。
実践し、深く追求した情報を身に着けておけば様々な情報に踊らされることもないですし、
その中でどの情報が最適なのかを考える力や選ぶ力がつきます。
実践しなければ持っている知識の中で話そうとしますから、
結果「自分の知っている情報全部出し」みたいなことになってしまいます。
でも、やってみないと「そうじゃないパターン」はわかりませんから。
残念ながら私はそのトレーナーに会うのが嫌になってそのクラブはやめてしまいました。
私たちがそうならないように、皆様の力になれるように原理原則を理解し、実践していかなければなりません。
ということで知識の話でした。
では。
長尾 惇平