娘が1ヶ月検診を終えて、特に何もなかったので、
妻の実家から家に帰ってきました。
部屋が狭いのか目をキョロキョロさせていています。
今からどのような経験をして大きくなっていくのか
不安なような、楽しみなような、不思議な感覚です。
長尾 惇平です。
という事で楽しくする事の話です。
依然、「さかあがりもうしなくていいんだ」という記事を見た事があります。
内容は鉄棒の逆上がりがどうしてもできない小学生の話です。
担任の先生はこの子に逆上がりを一生懸命教えますが、
なかなかうまくいかず、次第に指導に熱がこもってきます。
「必ずできるよ!頑張って!」「もっとこう!足を蹴りあげて!」
といった具合に…
練習の成果もあり、次第に上達が見えてきました。
そして、この子は逆上がりができるようになります。
先生もすごくうれしくなって「やったー!よく頑張ったね!」と子供を褒めてあげました。
しかし、この子の口から出てきた言葉は先生には予想もしなかった言葉でした。
「さかあがりもうしなくていいんだ」
「せんせいもやっと教えなくてすむね」
先生は絶句しました。
これは、私も経験した事があります。
キッズスイミングや成人レッスン、日々のカウンセリングなどでも
技術や痩せ方、こういった事を先に話をしてしまうと、
この技術の習得や痩せるといった事に目的が終始してしまいます。
最初から運動が好きで、水泳が好きな人であったら、
目的が達成したら新たな目的を見つける事ができるでしょう。
しかし、多くの人は違うと思います。
痩せる事や泳げない所から泳げるようになるという事は楽しい事ばかりではなく、
苦しい、できればしたくないという事が多く潜んでいます。
こういった人は目的を達成することや目的に向き合う事は本当は苦しいのではないかと思います。
本当に伝えなければならない事は目的のその先にあるのではないでしょうか。
泳げるようになったら何がしたいか。
試合に出てみたいか。小学校のみんなに自慢したいか。
気持ちよく水の感覚を体で感じたいか。
なんで子供に泳げるようになってほしいか。
なんで子供に水を好きになってほしいか。
痩せたらどうしたいか。
「パパかっこい」といってほしいのか。
かわいい服を着たいのか。
そのほんの少し先のイメージが出来るだけで、運動や練習って楽しくなってきませんか?
私が以前カウンセリングをしたお客様は
「痩せたい!」という話をして頂きました。
あまりにも強い意志があったので「痩せたら何が楽しみですか?」と聞きました。
「実は今度遠くに住んでる息子の大学の卒業式に出席する」
「年末から会ってないし、痩せた姿みたらびっくりするでしょ?」という話でした。
私もこの願いはどうしても叶えたくなりました。
少しスケジュール的にはハードでしたが、お互い頑張って目標達成しました。
後日、このお客様から「サプライズは成功!」とご報告がありました。
そして、「やっぱり、太ってると息子を心配させてしまう」と今も運動を頑張っておられます。
目的の先になにか願いや欲望があれば、運動は楽しくなります。
もちろん運動に楽しみを感じていただくのは私達の仕事です。
その為に私達も頑張ります。是非皆様もヘミングに来て話を聞かせてください。
という事で楽しくすることの話でした。
では。
長尾 惇平