つむじ風吹く師走の街にも慌ただしさを感じるこの頃です。
いかがお過ごしでしょうか。畑中です。
「怒りのコントロール」の記事を紹介しております。
現代社会はストレスの種があちらこちらにいっぱいあるようで、ちょっとしたことから「イラッ」としやすい環境にあるようです。
その要因に迫ってみましょう。
①「とにかく忙しいねん」
現代人が「忙しくなっている」ことが、怒りが発生しやすい要因のひとつとなっているのです。
少子高齢化で人材難の今の時代、職場では少ない人数で多くの仕事をこなす生産性が求められています。
「スタッフは減ってるのに、仕事は減るどころか増えとるやん」などという職場もあるのではないでしょうか。
さらに、家庭においても、子どももあいてせなあかんし、おじいちゃんやおばあちゃんの介護もしなあかんとなるといつ休んだらええねんという「忙しさ」からも、怒りを生みやすいのです。
②「何かと便利になったやん」
現代社会は、スマホに代表されるように、様々な分野で便利な世の中になり、「効率よくできて当たり前」の時代になってきました。
そんな環境だからこそ、便利さに慣れて当たり前にできることが、なんらかの事情によりできなくなると「なんでやなん」と怒りを感じるようになるのです。
昔と比べたらわかりやすいのですが、
「待ち合わせをするとき、携帯電話を使えなかったら?」
「銀行の営業時間外にお金の入出金をしたいとき、コンビニにATM機能がなかったら?」
というように、むしろ便利になった後のほうが、それらがないと不都合を痛感してイライラしやすくなるわけです。
③「価値観は個人によってちゃうねんなぁ」
社会人の場合、ひと昔前までは、
「会社の飲み会は、特別な用事がない限り出席せなあかんねんで」
「上司が仕事しているうちは帰ったらあかんで」
「一度、就職したら、定年まで同じ会社で頑張るもんやで」
といった価値観を多くの人が共有していました。
ところが、最近は個人的な価値観を主張する自由さがあり、昔の常識を押しつけられる機会も少なくなりました。
時代の変化にともない価値観が多様化していくことは悪いことではないですが、それらに対応できない人ほどイライラがつのり、小さなことでも「怒り」として爆発しやすくなる傾向があるのです。
また、年齢によっても「怒り」に繋がる理由はいろいろとあるようです。
それではまた次回へ。