ゴールデンウィークも終わり、平時に戻りましたね。
夏までに更なるカラダパワーアップを計画中の西田です。
タイトルにもありますように、Jリーグでは今年は例年以上に早い段階での
監督交代が目につきます。
以下、元横浜マリノス監督の木村和司氏がコラムにて、
監督交代についてコメントをしています。
今季のJリーグは早くも4人の監督が代わったのぉ。
横浜FCの岸野靖之監督を皮切りに、ガンバ大阪のセホーン監督、
川崎フロンターレの相馬直樹監督、そしてヴィッセル神戸の和田昌裕監督が解任されたけど、
岸野監督とセホーン監督はリーグ3戦(※セホーン監督はACLを含めて公式戦5戦)で、
相馬監督などは開幕2連勝を飾りながらリーグ5戦(カップ戦を含めて7戦)でのことだからな、
あまりにも早いような気がする。
特に相馬監督は、彼自身が理想とするサッカーに近づいていたと思うから、
本人もかなり心残りがあるだろうな。
世界のサッカー界でも早い判断や決断が大事だと言われているからといって、
こうした状況は好ましいことではないわな。
もちろんプロの世界だから、失敗したら責任を取らないといけない。
大切なことは、社長やGMと監督本人との話し合いや意見のすり合わせを、事前にしっかりすることや。
社長以下、GM、監督、そしてスタッフが「こういうクラブにしよう」という共通認識を持って、
それぞれが現状を把握しながら「今、チームのレベルはこの程度だから、
こういう段階を踏んで、ここを目標にしよう」とか「こういうサッカーを実践して、
上を目指していこう」という意思統一を図って、みんなが同じ方向を向いていることが重要だろうな。
その辺は、ワシも横浜F・マリノスの監督時代を振り返って反省しているというか、いい勉強になったところ。
話し合いやすり合わせをしっかりしないと、誰かが勝手なことを言い出したり、
とんでもない目標を口走ったりして、チームが混乱するからな。
そういう意味では、ワシ自身は周囲に惑わされず、自分の「色」をもっと出せば良かったな、と思っている。
勝つことだけにこだわって、2年目からわざわざサッカーを変える必要もなかったな、と後悔する部分もある。
まあでも、それもいい経験。監督をやってみなければ、わからなかったことよ。
何はともあれ、何のコンセプトもなしに、監督をコロコロと代えているクラブではいかんやろ。
魅力的なチームは作れないし、クラブの「色」というものもいつまで経っても築けないと思うけどな。
さて一方で、クラブの「色」が築かれつつあり、素晴らしい戦いを見せているのが、ベガルタ仙台だ。
昨季もそうだったが、今季は一層チームにまとまりを感じる。
スタートダッシュに成功し、それまでやってきたことに間違いはなかったんだな、という自信をつかみ、
チーム内でいい信頼関係が築けている。監督と選手はもちろん、選手同士にもそれがある。
そのうえで、誰もが何をすべきかわかっていて、それぞれが選手個々の動きを把握している。
だから、攻守において連動性があって、ボールも動くし、人も動いている。
手堅いディフェンスをベースにした戦い方は変わらないけれども、
少し全体のラインを上げたことで得点力も増した。
それも、どこからでも点が取れているのがすごい。
今は何をやってもうまくいく雰囲気があって、おそらく選手も監督も、負ける気がしないと思う。
このまま行けば、年末には被災地から歓喜の雄叫びが聞けるかもしれんな。
私も非常に共感しました。
強いチーム作りには各自がそれぞれの役割を全うすることが大切です。
新メンバーでこれからも今以上に皆様によりよいクラブライフを提供していきますので、
応援よろしくお願いします。
西田