少しずつ日暮れの時間が早くなり、秋の気配を感じます。
いかがお過ごしでしょうか。畑中です。
最近、肩や首の凝りがひどいねん…。何も悪いことしてへんのにおかしいわぁ!
えぇっ!○○さんと同じ年齢やのに私の方が顔の弛みがひどいんちゃうのん…。こんなん許されへんわ!ありえへんわ!
なんか最近ちょっとしたことでイライラするわぁ…。もぉ~っ!時計のカチカチうるさいし!隣の人こんな夜中に掃除機かけんといてほしいわ!
っていうことはありませんか?
そんなお悩みの背景には、「浅い呼吸」が関係しているかもしれません。
普段の「浅い呼吸」を「深い呼吸」へと導き、体と心を整えるのに役立つのが「呼吸法」なのです。
ストレスが多く、運動不足の現代人には、必要不可欠な健康法のひとつです。
無意識に行う普段の「呼吸」に対して、意識的に行うのが「呼吸法」です。
「呼吸」が、酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出する“生命を維持するためのもの”だとしたら「呼吸法」は、“心身を調整する健康法”なのです。
呼吸法は、体幹部にある体の内側の筋肉をしっかり動かす“運動”として考えられます。
武道の基本として、体の動きとともに「はっ」とか「ふんっ」っていう呼吸法が取り入れられるのは、体の内側と外側を連動させ、体幹部の動かし方を会得するためといいます。
一般的に例えるのは難しいですが、先日、67才でHEAT―UPユニバーサル王座とPWL世界王座のシングル2冠王座を奪取した藤波辰爾さんの「ははん」「ひひん」「ふふん」「へへん」「ほほん」っていう呼吸法とは違いますのでお間違えの無いように。(わかるかなぁ…。)
また、正しい呼吸法は若々しい姿勢を保つのにも役立つのです。
姿勢を支える抗重力筋の多くは運動時に呼吸を補助する筋肉です。
中でも背すじを立てるのに重要な脊柱起立筋は、呼吸をサポートするもので、呼吸法を行うことで、脊柱起立筋が刺激され、姿勢もよくなるっちゅうことです。
他にも呼吸法の最大のメリットは、私たちの内臓や血管の働きをコントロールする自律神経の調整もできるのです。
そのため、便秘や冷えといった不調の改善にも効果的です。
他にも様々な効果があるのですが、また次回ということで。