遠山は紫にかすみ、春の息吹きがたちこめているようです。
いかがお過ごしでしょうか。畑中です。
人間の身体は、“食べる量を減らせばその分やせる”というほど単純ではないんだよ!が継続中です。
ほな、「過剰を削る」よりも、まず「不足を補う」ことを考えるのもいいんじゃないですか。
足りない栄養を補えば、食欲が落ち着き、体重も自然と減るのです。
ほな、何を補えば良いのでしょうか。
多くの人が不足してるんちゃうのんっていうのが、「たんぱく質」「汁物」「良質な油」なんです。
たんぱく質は、前にも紹介した通り、肉か魚のおかずを1日2回は食べときましょ。
料理が苦手やんっていう方は、絶賛発売中のプロテインをお試しください。
汁物はみそ汁やお吸い物など和風のほか、オニオンスープやミネストローネなどでもいいんです。
身体がぽかぽか温まって食事の満足感が高まり、ミネラル類などの不足がちな栄養を補えるんです。
仮にコンビニ弁当で済ませるような場合でも、カップみそ汁を追加するのもお薦めなんです。
とどめは油です。
油といえば高カロリー成分の代表格でダイエットっていうたら最も避けられがちな成分です。
実際にマーガリンや揚げ物の油などに多く含まれるトランス脂肪酸は、取りすぎると心臓病などのリスクを高めるので、これらはなるべく避けた方がいいんです。
しか~し、ダイエットに役立つ油もあるんです。
その名は…。
オメガ3脂肪酸。(オメガといえば「北米の路上王」「ザ・クリーナー」と呼ばれた第66代IWGPヘビー級チャンピオンのケニーオメガが有名です)。
魚の脂や、シソ油、エゴマ油、亜麻仁油などに多く含まれています。
青魚に多く含まれる「DHA(ドコサヘキサエン酸)」「EPA(エイコサペンタエン酸)」という名前を聞いたことがあると思いますが、これらもケニーオメガ3脂肪酸の仲間です。(いわゆる私が大好きなヤングバックス兄弟でしょうか)
また、ケニーオメガ3脂肪酸は、動脈硬化や糖尿病を防ぐ健康的な油として厚生労働省も摂取を薦めており、(1日2g程度以上:サンマなら1尾程度)脳や細胞膜やホルモンの素材になる大切な成分で、不足すると体内の代謝が下がってしまうんですって。
しかし、ケニーオメガ3脂肪酸は、身体の中で合成できないため、食事から取る必要があるのですが、これが現代の食生活ではなかなか難しいようで、不足しがちです。
また、ケニーオメガ脂肪酸は過熱に弱いため、魚から取る場合は、刺身やカルパッチョなど生で食べる料理が理想的です。
個人的にはシソ油などはドレッシングのほか、汁物や麺類にチョロンと垂らして食べるとおいしいんです。
皆さん、食事の際の「5つの皿」って知ってはりますか?
5つの皿とは「主食(ご飯)」「汁物」「主菜(メインディッシュ)」「副菜(サイドディッシュ)」「香の物(漬け物、デザート)」のことです。
不足がちな成分をきちんと取るためには、食事のときに5つの皿を意識するといいと聞きます。
食事の際にこれら5つの皿をできるだけそろえて、「やせるための栄養」を満たすっていうのもありでしょう。
「こ~んなに我慢しているのにやせない」と言い訳している人は、ぜひやってみてください。