冬至も過ぎ、いよいよ気ぜわしくなって参りましたが、つつがなくお過ごしでいらっしゃいますか。畑中です。
「究極の健康法」は「睡眠」ではなかろうか。の2回目です。
寝不足が続くと脳の清掃時間が短かくなってしまい、やばいことになりまっせぇ~。という続きです。
寝てる時間って単なる空白の時間って思ってませんか?
ちゃうんですよ。
寝てるときには脳の中で記憶の定着や、認知機能のメンテナンス、脳と神経系の掃除と回復が行われております。
とても活発なんです。
ひょっとしたら、睡眠時間は、起きている時間に劣らない価値があるんではないでしょうか。
私たちは、充分な睡眠を取ることで、起きている時間の質をずっと高めることができるんですもの。
睡眠は、脳の健康のほぼあらゆる面と複雑に絡み合っております。
例えば、長期にわたる睡眠不足は、脳細胞が再び元の状態に戻れないような損傷を招く可能性があるんですって。
「明日は朝が早いけどこのタイトルマッチだけは見とかなあかんわ。その分次の日早く寝たら回復するやろぅ」っていう【睡眠負債は後で取り戻せる伝説】は間違ってるんやでっていうことになります。
私は、短期的あるいは長期的な睡眠不足の後でも、休みの日にぎょうさん寝たら認知能力を完全に取り戻せると思っておりました。
しかしヒトを対象としたいくつかの研究で、注意力の持続時間やその他いくつかの認知機能は、充分な睡眠を3日間取っても正常に戻らない可能性があることが示されているのです。
つまり、脳の損傷は長く、ず~っと残る可能性も考えられるのです。
また、この睡眠障害と呼ばれるものには様々な病も呼んでくるのです。
ロシアの研究では、心臓発作を起こした男性の63%弱に睡眠障害がありました。
睡眠障害があった男性は心臓発作のリスクが2~2.6倍高いで~す!
脳卒中のリスクも1.5~4倍高いで~す!
ノルウェーの研究では交通死亡事故の34%に関与していま~す!
不眠の症状がある人は事故のけがで死亡する確率が3倍近くも高いで~す。
まっだまだあるのですが、ひとやすみ。ひとやすみ。
おやすみなさい。