散り敷いた落ち葉を北風が舞い上げる時節となりました。
いかがお過ごしでしょうか。畑中です。
頭は年齢とともに錆びていくんでしょうか。
年を取ったらあかんのやろか…。
って、ため息をついている人も多いのではないでしょうか。
そんなことはあらしません!
諦めたらあきません!
っていうお話しの2回目です。
知識にも2種類あり、知恵、判断力など、経験とともに蓄積される「結晶性知能」は60才で最強となることを前回お話ししました。
それは単なる知識や経験の足し算ではなく、ある時点で飛躍的に伸びるものなんです。
例えば、仕事でもペーペーの頃はひたすら知識と経験を増やしていくしかありませんが、ある程度それらが増えると、
「あれっ…。あの時教えてもらったことって、これと同じやん」とか、様々な情報が繋がり、一個一個の知識が連動し始めます。
その結果、
・理解力の向上
・いいアイデアが生まれる。
・判断力に磨きがかかる。
・マネジメント能力が向上する。
など、グングン進化していきます。
そして、そのような知識の連動に伴って脳内で起こるのが、達成感や快感をもたらす「ドーパミン」という神経伝達物質の増加です。
すなわち、仕事や学業がおもしろい、楽しいとモチベーションが上がるようになるのです。
これは脳細胞でも同じことが言えます。
年齢とともに脳細胞自体の数は残念ながら減っていきますが、頭を使えば使うほど、つまり結晶性知能が伸びれば伸びるほど、脳細胞の分枝が増えてネットワークが密になっていきます。
いわば、脳細胞同士が手をつなぎ、仲良く連動して動き出すんです。
しかも、このネットワークはドーパミンが増えるほど、ガンガンつながりやすくなっていき、やる気や面白さを感じながら頭を使うことで、効率よく頭が良くなるわけなんです。
また、脳細胞のネットワークを密にしておくことは、将来の認知症予防にも役立ちます。
脳のどこか一部で障害が起こっても、ネットワークが密に張り巡らされていると、それをフォローするようなバイパスルートもできやすくなり、これを“認知的予備能”と言います。
大人になってからも頭が良くなるということは、この認知的予備能を高めることとイコールだと考えていいのです。
昨日の晩ご飯何食べたん?っと聞かれて「えっと~…。」
他にも「さっき言うたとこやん。何回も言わさんといて!」
っていうことがあってもええんです。
小さなことは気にせず、前向きに頑張っていきましょう。