爽やかな秋晴れの日々が続くこの頃、お健やかにお過ごしのことと存じます。
畑中です。
家庭内の騒音＝「い・び・き」の第3弾です。
睡眠時無呼吸症候群シリーズです。
睡眠時無呼吸症候群（SAS)は、ぽっちゃりさんがなるものというイメージは必ずしも正しくないということなんです。
確かに、太った人は首回りにも肉がつきますので、それが原因で気道が狭まり、SASになるケースも多いです。
しかし、SASは肥満の人だけがなるもの、という認識は間違いなようです。
SASの一番の原因は骨格で日本人は、基本的に頭部が上下に長くて奥行きが狭く、平たい顔だから、もともと顎が小さくて、気道が狭いのです。
顎が小さいと、舌が口の中で持ち上がり、上顎の軟らかい部分（軟口蓋）と近づくこととなり、気道が狭まるために、いびきが起きやすくなるのです。
もともと骨格から気道が狭いところに、体重が増えて気道に脂肪がついたり、歳を取って気道周辺の筋力が落ちたりすることで、SASが生じてきます。
また、強い疲労があったり、お酒を飲んだときにも筋肉がゆるむので、こういった場合も気道が閉塞しやすくなります。
骨格の問題なので、細身の人でも、子どもでも、いびきやSASは起こり得るのです。
さらに骨格の特徴は遺伝しますので、両親のどちらかがいびきをかく場合は、子どももいびきをかきやすい傾向があります。
いびき一族の方はご注意ください。
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