初夏のさわやかな風が木々の緑とたわむれる頃となりました。
いかがお過ごしでしょうか。畑中です。
これからの季節は、体内の水分が不足する脱水には注意が必要です。
脱水が進めば熱中症になるだけでなく、思わぬ病気を招くこともあるので、気ぃつけなはれや!っていうお話しの続きです。
今回は脱水と尿・汗・唾液などの水分3兄弟との深い関係についてお話ししましょう。
まず、脱水になり始めると体は水分を節約するためオシッコの量を減らすようになるのです。
オシッコには「体内のいらんもんを捨てる」という重要な働きがありますが、オシッコが減るとこの機能が低下し、老廃物や病原体が排出されにくくなるのです。
夏になると尿路感染症と尿路結石の患者さんが増えるといいます。
本来ならオシッコで洗い流される雑菌やカルシウム沈殿物が尿路内に残り、感染や結石になるのです。
尿路結石を患った方のお話を聞いたところ、再発防止策として水分を取るようすすめられたと言われています。
また、尿酸が排出されにくくなるため、痛風も起きやすくなります。
さらに脱水でたんの量が減ると肺炎のリスクが高まり、唾液が減ると、口臭や歯周病につながります。
脱水は思わぬ病気のリスクを高めてしまいます。
そう言えばオシッコが減ると色が濃くなることが多いと感じることはありませんか。
そんな時は要注意です。
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