気温はまだ低いとはいえ、窓から入る春めいた日差しがうれしいこの頃です。
いかがお過ごしでしょうか。畑中です。
今回は「冷え性」と「低体温症」に違いについてお話ししていきます。
「冷え性」
・周囲の人がそれほど寒く感じないときでも、手足の先などが冷たい。
・体質や運動不足による筋力の衰えのほか、糖尿病が原因のこともある。
・体温は正常
「低体温症」
・運動不足や栄養不足に加え衣服などの保温不足が重なると全身の体温が下がる。
・自身では気付きにくく、放置すると免疫力低下や糖尿病などの生活習慣病リスクが高まる。
・体温が低い
低体温とは、一般に体の中心温度が35度以下まで下がり、震えが止まらず、判断力低下などの症状が表れた場合で重症化すると意識を失ったり、死に至ったりすることもあるのだ。
低体温症という言葉は、冬の登山や駅伝、マラソン大会などどちらかといえば屋外で起こるイメージがあるのだ。
しかし、近年では屋内で60歳以上の高齢者が発症することが増えているのだ。
背景には、高齢者の低栄養や筋力不足による体温調節機能の低下、糖尿病などの基礎疾患の影響があると考えられるのだ。
重症化を防ぐには、体のふるえなど初期のサインに周囲が気づくことが大切だ。